保証発行業務を効率化。作業者と管理者間で保証要件を共有し、報告品...
■導入企業の概要 A社様では住宅害虫駆除の保証事業を行っています。専用の資格を保有した認定パートナー […]
詳しく見る

| 現場を止めるのは施工不良ではない
建設現場では毎日のように指摘事項が発生します。
「この金具の向きが違う」
「防水の立上りが不足している」
「是正後の確認を必ずお願いします」
どれも珍しい話ではありません。
むしろ現場に指摘事項が出ること自体は自然なことです。
問題は、その後です。
指摘した。是正した。確認した。
—はずだった。
しかし数日後、
「これ、誰が確認しました?」
「是正完了でしたっけ?」
「写真どこですか?」
という会話が始まります。
実は現場で本当に怖いのは、指摘事項そのものではありません。
指摘と是正が埋もれることです。
| 品質は「指摘」と「是正」の積み重ねで育つ
品質管理で行う業務でいうと、
・検査
・チェックリスト
・設計図書との照合
・報告書
などが思い浮かびます。
しかし現場で実際に品質を作っているのは、
指摘⇒是正⇒確認⇒記録
というサイクルです。
どれだけ立派な検査をしても、
指摘した内容が是正されなければ意味がありません。
また、是正されても確認できなければ完了とは言えません。
品質管理とは、
不具合をなくすだけではなく
不具合を発見し、是正し、確認し、履歴として残すことでもあります。
| 「指摘した」はスタート地点でしかない
現場では、「指摘したから大丈夫」
と思われることがあります。
しかし実際には、
指摘することはスタート地点です。
本当に重要なのは、
・誰が指摘したのか
・誰が是正したのか
・誰が確認したのか
・いつ完了したのか
が追えることです。
ところが現実には、
LINE、メール、電話、口頭
などに情報が分散します。
すると、
是正されたはずなのに履歴が見つからない。
確認済みのはずなのに担当者が分からない。
そんな状態が発生します。
| 品質問題の前に情報問題がある
建設業界では、品質不良は施工ミスが原因だと思われがちです。
もちろんそれもあります。
しかし実際には、
施工ミスの前に情報の問題が存在することが少なくありません。
例えば、
指摘事項が共有されていない。
是正写真が見つからない。
図面の最新版が分からない。
担当者が変わった。
引継ぎができていない。
こうした状況では、
正しい施工をしようとしても難しくなります。
つまり現場は、
情報不足で困っているわけではありません。
むしろ逆です。
| 現場は“情報渋滞”で止まっている
今は媒体や手段が豊富です。
写真もある。チャットもある。クラウドもある。メールもある。共有フォルダもある。
情報量だけ見れば十分すぎるほどあります。
しかし、
必要な情報にたどり着けない。
これが問題です。
高速道路でいうと道路がないのではありません。
車が多すぎて動けない状態です。
情報が存在していても、
探せなければ存在しないのと同じです。
| 第三者の目が品質を変える
さらに指摘是正を難しくするのが、「自分で確認する」という構造です。
施工した人が確認する。
写真を撮った人が報告する。
判断した人が完了にする。
これではどうしても見落としが発生します。
そこで重要になるのが、第三者の目です。
第三者といっても、
必ずしも外部検査員や外部委託先を意味するわけではありません。
工事監理者。品質担当。設計担当。先輩。後輩。施主。
誰でも構いません。
別の視点が入ることで、
「ここ違いませんか?」
「この写真では判断できません」
「是正前後が分かりません」
という気付きが生まれます。
品質とは、
誰か一人の能力ではなく、
複数の目によって支えられているのです。
| まとめ
現場で本当に怖いのは、
指摘事項が発生することではありません。
指摘事項が埋もれることです。
品質問題の前には、情報量や情報の質の問題があります。
そしてこれらの情報問題の多くは、
情報不足ではなく情報の交通渋滞から生まれています。
だからこれからの品質管理に必要なのは、
より多くの情報ではありません。
・指摘を残す
・是正を追う
・確認を共有する
・履歴を見える化する
その仕組みです。
そしてそこに第三者の目が加わったとき、
品質管理は個人技からチーム戦へ変わっていきます。
指摘是正とは単なる手直しではありません。
品質を守るための情報管理そのものなのです。

資料のご案内、デモンストレーションの実施、プレゼンなど日本全国どこでも対応致します。
またご希望であれば目視録の無料トライアルのご用意もございますのでヘッダーの「お問合せ」からトライアル希望とご記入下さい。
