・供給戸数の激増を支える目視録システム

全国的に戸建分譲住宅を提供するビルダーでの目視録活用事例です。

この会社では目視録導入前までは年間着工棟数が500件でしたが目視録導入から約10年で年間6500件まで増加しました。これだけの棟数が増えたのも『家賃相場より安く、家を持ってもらう』というコンセプトが市場に受け入れられたからです。ブランディング、広告、営業手法の改善などもあり爆発的に受注件数が増えて会社は急成長しました。このように増加する管理棟数を下支えしたのは目視録システムの活用方法にありました。

・目視録導入前の課題

目視録導入以前は現場監督が各工事写真をデジタルカメラで撮影して事務所に戻ってから社内サーバの現場フォルダへ写真登録や整理をしていました。しかし会社の成長と共に現場監督一人あたりの管理棟数が増加していきました。こうなると監督は写真の整理や報告業務に追われるようになり、監督が本来行わなければいけない施工管理業務に注力が出来なくなり、結果として施工不具合の見直しや欠陥などが目立つようになってきました。

・目視録導入後の効果

目視録導入後は監督がスマホで目視録へ各工程別の完了写真を目視録で報告しました。
こうすることで監督が事務所へ戻ってからの事務作業を軽減していきました。
各現場からの工事報告は品質管理者が目視録を通して品質チェックを行います。
品質チェックの結果は目視録画面上で色分けされて各現場の品質結果が視覚化されるようになっています。報告された内容で指摘事項があれば目視録を通して指摘内容を通知し、是正が完了されるまで追跡する運用を行いました。

目視録を通して役割を明確に分けることで増え続ける受注棟数にも対応できるようになり、一人当たりの管理現場が増えても品質が担保できる仕組みを構築しました。