保証発行業務を効率化。作業者と管理者間で保証要件を共有し、報告品...
■導入企業の概要 A社様では住宅害虫駆除の保証事業を行っています。専用の資格を保有した認定パートナー […]
詳しく見る

| 「終わった」は本当に終わったのか?
建設、建築現場では毎日たくさんの報告が飛び交います。
「完了しました」
「予定どおりです」
「問題ありません」
監督は工程表を見ながら進捗を確認し、職人は作業を終え、完了を報告する。
一見すると順調です。
工程の上では完了している。
しかし品質の上では終わっていない。
実は小さな確認漏れやズレが山積して、後々致命的な問題として表れてきます。
例えば
・基礎のクラックによる腐食
・構造金具の不足による耐震性能の低下
・断熱材の隙間やずれに起因する内部結露
このような事は決して、少なくありません。
| 出来高払いが悪いわけではない
日本の多くの建築業界では、
委託した業務の成果や進捗度合いに応じて報酬や代金を支払う
出来高払いの仕組みがあります。
工程ごとに区切りながら、またはラップしながら仕事を進めていて、
とても合理的な仕組みです。
しかし出来高払いには一つ特徴があります。
それは、「終わったこと」に対して評価されるということです。
つまり、
早く終わること、予定どおり終わることが評価されやすいのです。
| 「終わった」をどう証明するか
ここで一つ考えたいことがあります。
「終わった」とは、誰が判断するのでしょうか。
職人が「終わりました」と報告した時点なのか。
監督が工程表に完了の印を付けた時点なのか。
それとも、品質まで確認された時点なのか。
例えば、配筋工事が予定どおり終わったとしても、
現地確認すると鉄筋の定着長さが不足していたり、
固定金物の取付け忘れが見つかったりすることがあります。
つまり、作業は終わっていても、品質はまだ終わっていないということです。
建設現場では、「施工の完了」と「品質の完了」は必ずしも一致しません。
だからこそ、本当に重要なのは工事を終わらせることではなく、
終わったことを確認できる状態にすることです。
| 品質管理は「完成」を証明する仕事
品質管理は、施工を止める仕事ではありません。
現場の足を引っ張るためのチェックでもありません。
「この工事は設計どおり施工されている。」
「この是正箇所は確かに直っている。」
「この工程は次へ進んでも問題ない。」
その事実を確認し、履歴として残す仕事です。
だから品質管理は、工程管理が終わったあとに行う最後の作業ではなく、
工程管理と並行して進めるべき業務と言えます。
施工 → 確認 → 必要なら是正 → 再確認
この流れがあって初めて、その工程は本当の意味で「完了」と言えます。
| まとめ
工程管理は「予定どおり進んでいるか」を管理する仕事です。
一方、品質管理は「正しく施工されているか」を確認する仕事です。
工事は、作業が終わっただけでは完了とは言えません。
確認し、必要に応じて是正し、その履歴を残して初めて、本当の意味で完了になります。
出来高を積み重ねることは工事を前へ進めます。
しかし、品質を積み重ねるのは、一つひとつの確認と是正です。
「終わらせること」ではなく、「終わったことを証明できること」。
これからの品質管理には、その仕組みづくりがますます求められていくでしょう。

資料のご案内、デモンストレーションの実施、プレゼンなど日本全国どこでも対応致します。
またご希望であれば目視録の無料トライアルのご用意もございますのでヘッダーの「お問合せ」からトライアル希望とご記入下さい。
